「Zeblaze THOR PRO」はハイスペックAndroidスマートウォッチ「Zeblaze THOR」のアップグレート版で、クアッドコアのMTK6580Mにメモリ1GBとストレージ16GBを搭載したスペックは「Zeblaze THOR」と一緒ですが、1.4インチから1.53インチと大型化したスクリーンには320x320ピクセルの反射型液晶を採用し、さらに500mAhの大容量バッテリーと200万画素のカメラを搭載するなど、スマートウォッチとしては十分すぎるほど高性能なのに、$100以下で購入可能な低価格さも特徴となっております。
バッテリーと画面が大型化!液晶にも秘密あり
デザインに惹かれて「Zeblaze Blitz」「Zeblaze THOR」と代々Zeblazeのスマートウォッチを購入してきた私ですが、こちらの「Zeblaze THOR PRO」もプレセールの時から気になっていました。
Zeblazeでは同時期に「Zeblaze THOR」のアップグレード版として、CPUやメモリは同じ性能で500万画素にカメラが強化された「Zeblaze THOR S」と、こちらも同じような性能(CPUが若干高性能)でLTE通信に対応した「Zeblaze THOR 4」の2機種もリリース予定なのですが、「Zeblaze THOR PRO」はスペックを考えるとかなり低価格なのが特徴でした。
他の2機種が屋外での視認性に優れた有機ELを搭載するのに対して、「Zeblaze THOR PRO」は液晶を搭載しているために、実用性を犠牲にして安価になっているのかな?と思っていたのですが、実物を手にしてみてビックリ。「Zeblaze THOR PRO」の液晶画面は高価な有名メーカー製のスマートウォッチにも採用されている反射型液晶との併用型になっているんですよ。
自分の知っている(持っている)限り、液晶搭載のAndroidスマートウォッチは全て透過型で、屋外などバックライトより外光の方が明るい場合は、画面が見難くなるものがほとんどでした(ここ半年ほど、スマートウォッチを購入していなかったので、よく分からないのですが他の機種もそうなのですか?最近出た他機種を持っている人がいたら教えてください・・・)
まぁ、とにかく「Zeblaze THOR PRO」の画面は有機ELのものよりも屋外での視認性は高いですね。太陽光が強ければ強いほどコントラストの高いメリハリの効いた映像になります。もう一つ付け加えると、大多数のスマートウォッチに搭載されている400x400ピクセルの有機ELは疑似解像度のペンタイル配列なので、「Zeblaze THOR PRO」の320x320ピクセルの液晶の方が文字等は奇麗に見えます。
反射型液晶の弱点としては、屋内や暗い場所では普通にカラー液晶としての発色なのですが、非常に明るい環境下では反射型液晶のモノクロとしての特性が勝ってしまうので、色合いが淡くなります。晴天の太陽光の下では完全にモノクロ状態になります。
さらに、前機種の「Zeblaze THOR」も含めて、大多数のスマートウォッチは300mAh前後のバッテリー容量なのですが、「Zeblaze THOR PRO」では500mAhへと大容量化されています。
前々からスマートウォッチの最大の弱点はバッテリー容量の少なさだと思っていたので(そのせいか、結局常用しているのは1か月程度バッテリーが持つ Mi Band 2 等のアクティビティトラッカーだったりします)これも嬉しい変更点ですね。
それでもバリバリ使って1日持たなかったのが、なんとか1日持つようになった程度なのですが・・・でも、あまりヘビーに使わなければ「Zeblaze THOR PRO」なら2~3日は持ちそうです(簡易スマートウォッチOSのAndroidwear並に持ちそうです)
| ディスプレイ・解像度 | 1.53インチ液晶 / 320x320ピクセル |
| CPU | クアッドコア MTK6580 1GHz |
| RAM/ROM | 1GB/16GB |
| OSバージョン | Android 5.1 |
| 無線LAN | 802.11 b/g/n |
| Bluetooth | Version 4.0 |
| 3G通信 | WCDMA(850/2100MHz) |
| 本体サイズ・重量 | 27.00 x 4.80 x 1.30 cm / 63.0 g |
| SIMカード | nanoSIM |
| バッテリー | 500mAh |
▼製品の詳細情報はこちら(GearBestの商品ページが開きます)
開封レポート
低価格モデルのためか「Zeblaze THOR S」に比べてかなり簡素なパッケージ。
付属品はmicroUSBケーブルと、充電用のアタッチメント。
それにSIM取り出し用のドライバーと予備のネジです。
液晶保護シートは貼り付け済みなのが嬉しいです。
充電はこちらのアタッチメントを裏側に取り付けて行います。
マグネットタイプではなく、台座タイプなので外れにくいですね。
スポーティーでオシャレな感じだった前2機種に比べて、かなり無骨な感じのデザイン。
常用するにはこちらの方が良いかもしれませんね。
液晶画面が大きいです。
このモデルに関してはプレスリリース写真によくあるベゼルのごまかしはなくて、ガラス面すべてがスクリーンになっています。
右側上部のボタンはスリープ兼用のホームボタン。
真ん中がカメラで、下部が戻るボタンです。
画面全体を左から右へスワイプするジェスチャーでも戻る事ができます。
左側はSIMカードスロットです。ドライバーでネジを取り外します。
防水ではないのですが、カバー部分にはゴムのキャップも付いています。
手洗いや食器洗い時の生活防水程度なら保護できそうです。
歴代機種や他機種との比較
歴代機種の「Zeblaze Blitz」「Zeblaze THOR」と並べてみました。
貼り付けに失敗しておりますが「Zeblaze THOR」は保護シート部分の大きさが実際のスクリーン(1.4インチ有機EL)となります。
これらと比べると「Zeblaze THOR PRO」の1.53インチ液晶は一回り大きいですね。
Android搭載スマートウォッチ最大の2.2インチ液晶(320x240ピクセル)を搭載した「DOMINO DM98」と並べてみます。
横長液晶なので単純には比較できませんが、高さは同じくらいです。ちなみに解像度は「Zeblaze THOR PRO」の方が高い(320x320ピクセル)です。
起動レポート
ゴツイ本体に似つかわしくない、やたらキラキラしたサウンドと共に起動します(笑)
起動後に言語を選択する画面になるのですが、デフォルトで日本語対応です。
初期の文字入力(Watch IME)はこんな感じ。
こちらは英語入力しかできません。
設定画面の最後にiOSとペアリングするか、Androidとペアリングするかを選択する画面になります。
選択後にQRコードが表示されるので、専用のアプリをダウンロードしてペアリングします(後述)
こちらがデフォルトのウォッチフェイス。
プレスリリースのカッコいいヤツは何処にも入っていませんでした・・・(笑)
でも、ご安心。インターネットに繋げて200種類以上登録されているウォッチフェイスの中からダウンロード可能です。
上から下へスワイプすると、日時とバッテリー等の状況を確認できます。
この状態で、右から左へスワイプするとクイック設定。
このモードは3画面あって、再度同じ動作で歩数計が表示されます。
逆に下から上にスワイプで、天気予報が表示されます。
現在地はGPSから取得してくれるので、特に設定の必要はありません。
きちんと日本名・日本語にも対応です。
左から右へのスワイプでは通知画面。
右から左にスワイプするとホーム画面に移ります。
ホーム画面は弧を描くようにスクロールする方式。
どこかの有名スマートウォッチで見たことがありますね(笑)
非常に滑らかなアニメーションで、「Zeblaze THOR PRO」の性能の高さが伺えます。
こちらは電話をかける画面。
Bluetoothでペアリングしたスマートフォンの電話をかける場合は、メニュー画面で一つ下の「Bluetooth Call」を使うのだと思われます。
メニュー下層の設定画面に入ると、普通のリスト表示に切り替わります。
ちなみに、ホームのスタイルはこちらで変更可能。
「List」では下層と同じく弧を描かないリスト表示。
「matrix」ではスマートウォッチによくある1画面に2x2の表示になります。
こちらは接続設定の画面。
バッテリーを持たせたいなら、アプリのインストールや初期設定後にバックグラウンド通信を制限しましょう。
こちらは腕を上げてスリープを解除したり、歩数計のジェスチャーを設定する画面。
Androidのバージョンは5.1ですね。
Android搭載スマートウォッチはほとんどが5.1ですが、Zeblazeの最新のモデルでは7.0が登場する予定なので、バージョンアップを期待したい所。
ラウンド型液晶ではアプリによって、ボタンが押せないことがあります。
そんな時は・・・
スリープ兼ホームボタンの長押しで、こちらの電源周りのメニューを出して、上部にある「Full」「Small」を切り替えると・・・
画面がスクエア型になります。
ただし、このモードでは200x200くらいの小さい画面に固定されてしまいますので、非常に使いにくいです。
通常時は「Full」でボタンが押せない時のみ切り替えて使いましょう。
「Google PlayStore」が搭載されているのは良いのですが、画面モードが「Full」だとほぼ使えません(笑)
ウォッチフェイスの変更は、ウォッチフェイスを長押しで可能です。
気に入ったのが一覧にない場合は、インターネットからダウンロード可能です。
膨大な数(公式では200種類と謳っています)のウォッチフェイスが登録されていますよ。
日本語入力
標準では日本語入力が出来ないので、ATOK等をインストールしましょう。
私はスマートウォッチではATOKのフロートモードを愛用しているのですが、他にもスマートウォッチに最適化された入力アプリなどがあるらしいので「Google PlayStore」等で探してみて下さい。
こちらがフロート状態のATOK。
標準より小さくなるので、打ちにくいですがラウンド型なので仕方のないところ。
「Button Savior」でボタン追加
「Zeblaze THOR PRO」はホームも戻るボタンも付いているので、要らないっちゃあ要らないんだけど・・・
いつものクセで「Button Savior」もインストール。
右側にちょこんと出ているのがソレ。
ホームや戻るボタンを画面上に配置できるので、ボタンを押さなくても良くなります。
画面ロックができるのも便利。
アプリやゲームを動かしてみた
アプリを色々動作させてみました。
私がスマートウォッチに求めるメインの機能が地図なのですが、画面が大きいためになかなか実用的です。
ストレージが16GBと大容量なので、もっと大きめの地図アプリを入れても問題がなさそう。
ただし、GPSの掴みはあまり良くないですね・・・
仕事柄エクセルとかワードを使う事は全くないのですが(笑)
一応入れてみたオフィス系のアプリです。たまに添付されてくるのを見るくらい。
こちらは画面が狭いので、全く実用的ではないです・・・
AnTuTuベンチマークスコアが25000以上と結構優秀なので、ゲームは結構重めの物まで動きます。
しかし、ラウンド型ディスプレイの弊害で、ボタン関係がかなり苦しい・・・
外部Bluetoothゲームパッドを推奨します・・・そこまでしてスマートウォッチでゲームはしないか・・・(笑)
でも、2048とか暇つぶし系ゲームはスマートウォッチにピッタリです。
ただ、ほとんどのゲームは下の写真のように横画面固定です。
ラウンド型とは言え、解像度は正方形なので回転しなくても良さそうななものですが、仕様なので仕方がない・・・
そんな時には、画面固定アプリを使いましょう。
「rotate lock」等で検索すると色々出てきます。
こんな感じで、横画面に回転してしまうゲームも全て縦画面で遊べます。
ペアリングしてみます
いつもスマートウォッチはso-netの 0 SIM を入れて単体利用するのですが、今回は趣向を変えてペアリングしてみようと思いました。
コメント欄でもiOSとのペアリングについて質問が多いので、メインで使っているAndroidではなくiPhoneで試してみます。
メニューから「Connect Phone」を選択すると、QRコードが表示されるのでリンク先にある「WiiWatch」というアプリをダウンロードします。
アプリのアップデートが溜まっているのは気にしないで下さい(全く使っていないiPhoneです・・・笑)
あらかじめBluetoothのメニューからBluetooth自体のペアリングしておきましょう。
これだけではアプリのペアリングにはなりません。
後は両方のアプリを立ち上げて「Search」すれば通知等のアプリ上のペアリングも完了です。
きちんと歩数等も同期されます。
スマートフォン側カメラのシャッター代わりに使ったり、音楽再生のコントロールも可能です。
通知も一般的な物はスマートウォッチ側に表示されると思いますが、私のiPhoneはキャリア契約をしていない白ロムなので、通話やSMSが出来ないため未検証です。
使用レポート
「Zeblaze THOR PRO」の500mAhのバッテリーがどのくらい持つか、1日普通に使ってテストしてみました。
午前8時に100%の状態でスタートです。ちなみに歩数は27歩。
「Zeblaze THOR PRO」で地図を見ながら、日中は公園に行ったり、買い物に行ったりしました。
SIMは入れずに、Androidスマートフォンのテザリングで通信をしたり、Androidスマートフォンとペアリングして通知を飛ばします。
待ち時間にちょっとゲームをしたり、音楽を聴いたりします。
この使い方で、午後4時の帰宅後に残りバッテリーは60%もありました。かなり持ちますね。
これまでのスマートウォッチよりは倍くらい持つ感じ(これまでが持たな過ぎ・・・)
歩数は5177歩。あまり歩いていませんね・・・
その後、夜にゲームをちょこちょこ遊んだり、動画を見ていたら午後11時頃に5%を切って省電力モードに入りました。
そして朝起きると、電池が切れていました。
初期設定やインストールを行った日には、さすがに半日程度しか持たなかったのですが、それが終わって検証を行った日には、だいたい1日持った感じです。この日はゲームをやったり動画も見たので割とヘビーに使った方なのですが、基本的な時計としての利用+通知と地図程度の閲覧なら1日以上は持ちそうです。
まとめ
「Zeblaze THOR PRO」は低価格(他の同スペック機より5000円程度安いです)なのに、質感も高くスペックも高めで、かなりオススメです。
特に1.5インチを超える大型の液晶は、太陽光下でも見やすくナビとして使うには最適でした。まさしく「大きいことはいいことだ」を体現した逸品ですね。
バッテリーの持ちもこれまでのスマートウォッチよりも良く、しばらくぶりに使ってみましたが、Android搭載スマートウォッチも大分実用的になってきたなぁと思いました。
▼製品の詳細情報はこちら(GearBestの商品ページが開きます)

Zeblaze THOR PRO
この記事へのコメント
nanoですよね?
Yuki
・・・ホントだGearBestのサイトだとmicroSIMになっていますね!
一応メーカーのオフィシャルサイトでもSingle SIM(Nano SIM) と書かれているので、nanoSIMで間違いないですよ!
ご指摘ありがとうございます。
こちらはスリープモニターって付いてますか?
MicrowearのH2とどちらかを考えています。
Yuki
私の常用しているMiband2みたいにペアリングするスマホ側アプリにその機能があれば、睡眠時の心拍等から睡眠状態を表してくれるのですが、Android搭載スマートウォッチでよく使われるWiiWatchにはなさそうです。
激安のMiBandでは出来ているので、ぜひ対応してもらいたい所です。
テラ
こちらバッテリー持ちが不安ですが、実際ある程度使ってみてどのくらいの時間バッテリー持ってるでしょうか?
テラ
こちらバッテリー持ちが不安ですが、実際ある程度使ってみてどのくらいの時間バッテリー持ってるでしょうか?お分かりであれば教えていただけたら幸いです。
ラウンド型のスマートウォッチはユーザー補助の操作が可能かどうかの情報がweb上に少ないので質問させていただきました。
画面をfullにすると画面が小さいので、拡大操作ができれ購入したいと思っています。
加えて厚かましい質問ですが、もしお持ちのラウンド型スマートウォッチで、ユーザー補助操作が可能なものがあれば挙げてもらえたら幸いです。
Yuki
私は1週間程度の利用ですが、普通に活用しようとすると、やはり1日ちょいしか持ちません。それでも、1日持たなかった今までのスマートウォッチよりはマシな感じですね。
Greenify等を入れてバッテリー対策を行って、時計や心拍計・通知としてしか使わないのであれば、3日以上は持ちそうな感じです。もちろんSIMなしでBluetooth運用の場合です。
まぁ、そんな利用方法ならMiBandで十分になってしまうので、スマートウォッチは1日普通に使えれば良いかな?くらいに考えた方が、精神衛生上(笑)安心できると思います。
Yuki
どのスマートウォッチでも基本的にユーザー補助の項目は隠されているので、アクセスできません。
ただ、隠された設定項目にアクセスできるアプリがあるので、それをインストールすれば、ユーザー補助を出せたと思います。
(もしくは、Greenify等のユーザー補助へのアクセスが必要なアプリで、設定時に一度だけユーザー補助画面が表示されます)
トリプルタップによる拡大処理については、項目がないので確認できませんでした。