ウチみたいな趣味でやっている弱小ブログにも、ついに大手海外通販サイトのGearBestからレビュー依頼が来ました!
依頼のあった製品はガジェットマニアだけでなく、一般の方も新聞やニュースで耳にしたことのある中国大手メーカー「小米科技(シャオミ)」の「Xiaomi Mi Band 2」(以下「Mi Band 2」)です。
メールで連絡があってから1週間くらいで届きました。今まで自前購入だと送料をケチって送料無料しか使ったことがありませんでしたが、さすがにDHLだと早いです・・・
今回のレビューは数日ほど実際に使ってみてからの感想となります。さらに今後もこちらの記事に使用感を追記していきますので、気になる方は覗いてみて下さい。
「Mi Band 2」はアクティビティトラッカー(活動量計)やライフロガーと呼ばれるリストバンド型の機器で、日々の運動量や睡眠の質などを自動的に計測し、体調管理に活かせる便利な機器です。
・・・とは言っても、この手の商品はスポーツをやっている人や健康を気にしている人のための機器という認識で、私みたいな一般のガジェヲタの場合は出来る事が少なかったり、面白い機能が少ないために、若干の興味はあってもなかなか手を出しにくいものでした。
日本では数年前(2013年くらいかな?)からSoftbankがFitbitと独占契約販売したり、docomoなどからも類似の商品が発売したりと、一般にも認知されてきているカテゴリーの商品だと思います。簡単に言ってしまうと万歩計のスゴイやつ(笑)なのですが、心拍数を計れたり、睡眠の質をグラフ化して見ることが出来る(時間別の眠りの深さなども分かります)ため、睡眠の質の改善や健康管理のサポートにとても便利な機器なのです(個人的には月額費用のかかるキャリア契約のモデルは敬遠・・・)
最近ではAppleWatchやAndroidWearなどのスマートウォッチにも同様の機能が搭載され、GoogleもFitなどのアプリでサポートしているのですが、ただでさえバッテリー消費の激しいスマートウォッチなので、個人的にはこれらの機能は使っておりませんでした(私の場合、スマートウォッチの用途がオフラインナビやPCメールの閲覧なので、少しでもバッテリーを持たせたいためです。AppleWatchの場合はメイン機能の一つなので活用している方も多いと思われます)
そんなアクティビティトラッカー初心者の私が今回「Mi Band 2」をレビューさせていただく事になったのですが、まず最初に感心したのが、単機能だからこその、分かりやすさ・使いやすさと、バッテリー持ちの良さです。
初期設定を行ってレビューのために1日フルに使っても1%くらいしか減りません・・・普通に使って3週間くらいは持つらしいので、今後追ってレポートしてみたいと思います。ちなみに国内のキャリアモデルだと1週間くらいしか持たないそうですので、圧倒的なバッテリー持ちの良さですね。
逆に単機能の弱みというか・・・製品の性質上、本体のみではほとんど何もできません。
(多くのアクティビティトラッカーや前モデルの「Mi Band」はOLEDディスプレイすら無いですが)
メーカーの説明にはタッチパネル搭載と表記されていますが、タッチできるのはディスプレイの下の丸い部分のみ。
ここをタップすることで、表示や機能が切り替わります。フリックや長押しなどの動作には対応しておらず、タップのみの対応です。
(後述しますが「Mi Band 2 Func Button」を使うことによって、タップ動作の拡張をする事が可能です)
単体だと時計の設定すらもできないので、スマートフォンと専用アプリが必須になってきます。
アクティビティトラッカーとしての使用感やスマートフォンとのペアリングについては、開封レビューの後にさらに詳しく記載いたします。
結論から言うと、かなり気に入りました。
提供レビューのためのお世辞ではなく、GearBestで売っている価格なら国内キャリアモデルを買うよりも高性能なのに圧倒的に安いので、購入しても使いたいと思える製品でした(でも、使ってみないと良さが分かりにくい製品である事は間違いないです・・・笑)
詳しくは後述しますが、OLEDディスプレイのおかげでスマートウォッチみたいな通知機能も付いているので、着信やメール通知、アプリからの通知などを細かく設定して「Mi Band 2」に表示させることができます。サードパーティーアプリを使えば、音楽の再生制御など他の機能を持たせることも出来てしまいます(ガジェヲタからすると、こういうカスタマイズが楽しい・・・)
あと、目覚まし時計としても優秀ですね。腕を振動させるので、音で起こす目覚ましよりも驚いて起きやすいかもしれません。
(慣れれば起きなくなるかもしれませんが・・・笑)
これだけの製品がキャリアモデルの半額から1/3くらいの価格(当然、厄介な月額料金もかかりません!)で購入できるのは驚きです。
(セール中だと$25以下なので1/5くらいの価格で購入できます・・・)
GearBestの商品ページはこちら

開封レビュー
商品自体は手のひらに乗るくらいの小さい箱に入っているのですが、丁寧に二重梱包されておりました。
段ボールの中にさらに緩衝材に包まれた小袋があって・・・
商品のお目見えです。開封がワンステップ以上多かったです。
さすがに梱包に関しては安心のGearBest!
他の業者さん(特にAliexpressのセラー)にも見習って欲しいです。
と、本音のこもったお世辞はこれくらいにして・・・(笑)
さすが大手メーカー。ちょっと高級なガジェット風の小綺麗な外箱です。
商品が当たる事を考えて、箱の上部にスポンジが貼り付けられています。
内容物は、本体、シリコンバンド、充電用の専用USBケーブル、説明書の4点。
このカプセル形状の物体が「Mi Band 2」の本体です。
表側にはOLED(有機発光ダイオード)のディスプレイとタッチ式のセンサーを搭載。
タッチセンサーはデザインのアクセントになっているヘアライン加工された同心円状の模様。
バンドの留め金の部分にも同じ意匠が施されています。
裏面にはかなり正確な心拍計とロゴマーク。
液晶面に対して下部には充電用のUSBを接続する接点があります。
こちらの専用USBケーブルを接続して充電を行うのですが・・・これが結構硬い!
最初は抜き差しするときに壊れるんじゃないかと思いました(笑)
あと、本体をシリコンバンドから取り外さないと充電できないのは不便ですね。
バッテリーの持ちが非常に良いので、充電する機会は多くはありませんが、ちょっとした不満です。
こちらはシリコンバンドのみ。黒一色でシックな感じですね。
デザインは悪くないのですが、もしこのシンプルさが気に入らない方のためにメタルバンドや模様入りなど様々なデザインのバンドが販売されています。
この突起をバンドの調整穴に入れて腕に装着します。
さらさらした質感のシリコンなので、つけ心地は良いです。
顔の角度に合わせてか、本体が斜めになっているので、腕に装着したときにとても見やすいです。
本体で気に入ったのは、スマートウォッチにもよくある機能ですが、時計を見る動作をするとディスプレイがオンになり、腕を下げるとオフになります。腕を上げる動作+少し停止の動作で判定しているみたいで、下げる動作のみ、または歩行での腕振りでディスプレイが点灯する事はありません。
バッテリーも持ちますので、本格的に時計代わりにも使えそうです。
腕時計と違いシリコンバンドと小型の本体のおかげで、装着していても重さを感じませんし、睡眠時に着けっぱなしにしても全く気にならないほどです。生活防水はあるみたいなのですが、念のため入浴時には外して、それ以外はずっと腕に付けてみる事にしました。
初期設定
本体のみでは設定ができないので、まず最初にスマートフォンとペアリングします。
説明書に載っているQRコードから「Mi Fit」というアプリをダウンロードし、スマートフォンのBluetoothをオンにして、周辺にある「Mi Band 2」を検索してペアリングします。
と、その前に「Mi Account」を作らなくてはいけないのですが、これがちょっと面倒。
専用サイトから、あらかじめパソコンで行っておいた方が良いでしょう。スマートフォン単体でも可能ですが、メール確認や入力が結構面倒でした。
ここで作ったアカウントを使って「Mi Fit」にサインインします。
サインインしたら初期設定を行う画面が現れます。
まずはニックネームを決めます。
次に性別をタップします。
生まれた年と月を選択して。
身長と・・・
体重を入力します。
このあと目標の歩数を選択して、ペアリングするデバイスを選択するのですが「Mi Band 2」という項目はないので「Mi Band」を選択します。
「Mi Band」の検索が始まります。
見つかるまで結構時間がかかりました。
見つかったら、タッチセンサーを押します。
これでペアリング成功です。時計などは自動的に合わせられます。
私の場合はここでファームウェアのアップデートが始まりました。
アップデートは自動で強制的に行われるみたいですね。
アップデート完了までしばらく待ちます・・・
アップデートが完了して、これでやっと使用する事ができます。
本体をさわってみる
タッチセンサーをタップするか、腕時計を見るジェスチャーを行うと、画面が表示されます。
最初は時計表示。
ちなみに、時計画面は2種類から選ぶ事ができます。
写真では日付と曜日も出る設定にしております・・・でもフォントは時間だけの方が好き・・・
もう一度押すと歩数計。
最初に足跡のアニメーションが表示されてから歩数が出ます。
数字だけ切り替わるより分かりやすい配慮です。
こういう細かい演出に好感が持てます。
次は距離。マップのピンみたいなマーク表示後に数値が出てきます。
デフォルトではオフになっています。
次はカロリー。炎のマーク表示後に算出されます。
こちらもデフォルトではオフになっています。
次はメイン機能の一つである心拍数の表示。
この画面のまま少し待つと、計測が始まります。
ちなみに、腕に付けていないとエラーとなって表示されません。
ちなみに、運動後や休息時できちんと細かく変化するので、心拍数の表示はかなり正確かな。
父親のデジタル血圧計と比べても遜色ないと思われます(笑)
意味なく裏側のセンサーが光っている所を撮影してみました。
最後はバッテリー残量がアイコン表示後に映し出されます。
表示させる事のできる画面一覧はこんな感じ。
上の例では全表示させてみましたが、実用時にはデフォルトに戻しています。
使用感
主に「Mi Fit」の話になりますが、まずはアクティビティトラッカーとしての使用感です。
こちらがメイン画面(写真はペアリング前の画面になっております)です。
歩数が大きく表示されます。
下にスクロールさせると前回計測時の心拍数や、目標までの道のりが表示されます。
自分のパーソナルデータから、どのくらいの体重が理想化を表示。
さらにどのくらいの体重まで落としたいかの設定かな?
プロフィールを選ぶと、個人情報の閲覧・設定や共有ができます。
ダイエットには他人への宣言も効果的!?ですよね(笑)
プロフィールから目標などの設定を行えます。
ちょっとハードルを高めにしすぎちゃったので下げます・・・
ここから画面表示が急に変わりますが、ペアリング端末を変えたため。
「Mi Fit」はAPKさえ移行できれば602SHなどの非GooglePlay端末にもインストール可能です。
ちなみにペア端末は1台しか設定できない模様。
何時、どのくらい歩いたかも記録されます。ちょっとやる気が出ますね!
でも、このスクリーンショットは開封日のものなので、ほとんど歩いていません・・・
昔の機器と違って入眠などの計測は自動で行ってくれます。
子供の寝かしつけで絵本を読みながら寝落ちしたので、ものすごく健康的な睡眠時間になっていますが(寝すぎ!)、多分このくらい寝てました・・・(笑)とても正確です。
途中何度か蹴られて目を覚ましたので、眠りは浅め?
アクティビティトラッカーとしての使用感は長期的な方が良いと思うので、今後も追加でレビューいたします。
次はスマートウォッチライクな通知機能の使用感です。
個人的には通話やSMSの通知といったこちらの機能の方が「Mi Band 2」の主目的になりそうな感じです(笑)
アプリからの通知を「Mi Band 2」に表示するように設定も可能です。
こんな感じで、PCメールやIP電話の通知を設定して気付きました・・・
現在ペアリングしているYotaPhone2はデータ通信専用のSIMカードなので、通話とかSMSとか使っていません・・・
通話は激安で通話定額が可能なY!Mobileの602SHで行っているので、ここでペアリングをし直しました。
ちなみに、標準で通知設定可能な機能の一覧はこんな感じ。
この通知機能・・・実際に使ってみるとスマートウォッチのようにメールの内容は読めませんし、通話を受けることも保留にする事もできません。
通知のみ。しかも、アイコンは電話と他の通知の2種類のみだと思われます。
結局、胸ポケットに入れたケータイ(602SH)を開くことになるので、あまり使い道はないかも・・・
(カバンに入れっぱなしのスマートフォンからのハングアウト等の通知表示なら便利かな?)
と思っていたら、非オフィシャルの便利なアプリがあるではないですか!
便利に使える非オフィシャルアプリ
「Mi Band 2 Func Button」はタッチセンサーのタップをカスタマイズできるアプリです。
デフォルトでは音楽再生の操作がメインのようで、1回、2回、3回の連続タップ動作に次の曲、前の曲、再生/停止の操作が割り当てられています。
こちらができること一覧。Taskerとの連携もできるみたいですね。
「Mi Band Tools」は通知をカスタマイズしたり心拍数のログが取れる便利な有料アプリです。
「Mi Band 2」とペアリングして使っている602SHの場合はGooglePlayが使えないのでAPKファイルを移してインストールしましたが、この方法だと当然ライセンス的に問題がありますので、残念ですがレビュー後に削除いたします・・・(非Play端末でも購入できるAmazonのアプリストアにも置いて下さい・・・)
通知や活動といった項目ごとに「Mi Band 2」の画面に表示させるアイコンや情報を変更できます。
「Mi Fit」の通知では不可能だった電話番号の表示も可能です。
OLEDへのアイコン表示テストが可能です。面白くて色々試してしまいました。
こちらのアイコンは既に公式ファームウェアの中に入っているアイコンらしいので、将来的に「Mi Fit」でもこれらの通知カスタマイズがサポートされれば嬉しいですね。
心拍数の数字表示機能を使った、電話番号表示ができます。
でも電話番号を表示されても覚えていないので「001は誰々さん」みたいに自分で覚えた通し番号を表示させた方が良いかも(名前の語呂合わせでも良いですね・・・一休さんは193みたいな)
こちらは個別アプリの通知にアイコン等を設定できる機能です。
例えば、デフォルトの通知機能の場合、PCメールもSMSもアプリからの通知も一緒なので・・・
PCメールはメールアイコン、SMSはメッセージアイコン、アプリはFacebookやTwitterならそれぞれのアイコンといった表示が可能です。
まとめと使用継続レビュー
アクティビティトラッカー初体験ですが、コレ面白いですね。
自分の生活のログが自動で取れるってのが新鮮です。朝起きるたびに、今日の睡眠はどんな感じだったのかなぁ?とか、一日の終わりに今日はどのくらい歩いたのかなぁ・・・等ついつい確認してしまいます。消費カロリーの算出なども含めて”自分RPGのステータス確認”って感じなのでゲーム感覚で楽しめます。
これだとダイエットにもやる気が出ますよ。でも、田舎在住で車移動が多いため「今日も全然歩いてないなぁ」と凹む毎日・・・(東京に住んでいた頃は東村山から都心までの通勤だったので、かなり歩数を稼げたのに!と少し悔しいです・・・笑)
通知機能もカスタマイズ次第ではなかなか便利です。
でもせっかくのリストバンド型なので、本体を使わなくても通話(手元で通話可能なスマートウォッチに慣れてるので、いちいち本体を取り出すのが億劫・・・)ができたり、OLEDにメールの件名か送信者名だけでも表示できれば良かったのにと思うシーンが多々ありました。
まぁ欲を言えばきりがないし、もともとはアクティビティトラッカーがメインの機能ですので、バッテリー持ちの良さとのトレードオフだと思えば、納得の落とし所だと思います。
バッテリーについてですが、12/5日のお昼に100%になったのを確認して、通常利用でどのくらい持つか、だいたい同じ時間に確認してみることにしました。
[12/06日昼 99%]
[12/07日昼 98%] 今の所1日1%の減りですね。この調子だと3ヶ月は持つのか!?という減らなさです。
[12/08日朝 96%] 一気に2%も減ってしまいました。同期している602SHを側に置いていなかったから?
[12/09日昼 94%] 今日も2%減。docomoのは電池持ちが5日らしいので、Mi Band 2は圧倒的に持ちます
[12/10日朝 91%] 一気に減りが多くなりました。それでも90%台をキープ。電池持ちは優秀です。
[12/11日昼 88%] 1週間くらい使っても10%ちょいしか減ってません。
[12/12日昼 86%] 以降は1週間おきくらいに記載します。同期は毎日一回しています。
[12/19日昼 74%] なかなか減りませんね。2日くらいつけ忘れましたが、ほぼ毎日使っています。
[12/24日昼 61%] クリスマスイブ。3週間くらい経ちますが、まだ半分まで減ってません。
[12/31日昼 49%] 大晦日です。やっと50%を切りました。1ヶ月は平気で持つことが判明。
[01/06日昼 38%] 使い方は変わらないのに、最近バッテリー消費が多くなってきました。
[01/12日昼 18%] 50%を切ってからは若干消費が早いですね。それでも1か月以上は持っています。
[01/17日昼 0%] ついにバッテリーがなくなりました。1か月ちょい持ちました!優秀です。
アクティビティトラッカーとしての追加レポートですが、睡眠に限って言えばこちらもかなり正確に記録してくれます。
上に書いた寝落ちした先日の遅れを取り戻すべく仕事を頑張った12/6日。5時間くらいの睡眠です。
下の子の夜泣きに悩まされた12/7日。何度か目を覚ましてあやしています。
夜中に何回か起きた12/8日。とりあえず、睡眠のログはきちんと取れていそうですね。
これを見る限り、睡眠のログは正確です。
グラフにして見ると自分の眠りの様子が分かって面白いです。
こちらは歩数計。何時にどのくらい歩いたかが分かります。
消費カロリーも出るので、見ているだけで楽しいです。
アクティビティトラッカーとしての使用感も定期的に追加レポートいたします。
GearBestでご購入される場合はこちら

メタルバンドもあります

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