「Jumper EZbook 3」14インチ液晶を積むも狭ベゼルで小型なデザインが最高!AtomからセレロンになったノートPC 開封レビュー

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「Jumper EZbook 3」は以前にレビューした「Jumper EZbook 2」の後継モデルと思われるモデルで、「MacBook Air」風でありながら狭ベゼルの独自デザインへの進化を遂げ、さらにAtom一辺倒の中華タブレット・ノートPCとは違い、GPUが高性能化したApollo Lake世代のセレロンを搭載しております。
しかも、14.1インチという少し大きめな液晶にもかかわらず、ベゼルが狭いおかげで前機種よりも小型化がなされているのも特徴。また、本系「MacBook Air」よりも高解像度な1920x1080ピクセルのフルHDに、メモリも4GBと必要十分なスペックでありながら2万円台という驚きの低価格は、さすが中華ノートPCの雄「Jumper」と言えます。


それでも「Jumper」が好き!



私が初めて手にしたJumper製品は「EZbook 2」でした。
それ以前にもJumperはSurface風タブレットをリリースして話題になっていたのですが、今までにあまりなかったノートPCの「MacBook Air」そっくりな外観に加えて、本家を凌駕する高解像度液晶と低価格なのにメタルボディという発売前の数多くの記事を見て、どうしても欲しくなりプレセールで注文したのを覚えています。
(当時の中国ガジェットは、タブレットとスマートフォンは主流でノートPCはあまり見たことがありませんでした・・・あっても結構高価だった)

「EZbook 2」が届いてみるとメタルボディではなくプラスチックだった事に落胆した私でしたが(笑)、そのデザインの良さ高性能さには、前述のマイナスポイント以上の評価と好感を持ちました。
その「EZbook 2」の後継機とも言えるナンバリングを冠する機体が、今回ご紹介する「Jumper EZbook 3」です。

「EZbook 2」「EZpad 5SE」「EZpad 6」「EZbook 3」と今回で4台目のJumper機なのですが、リリースのたびに最初はどっか抜けてた(笑)完成度が高まっている気がします。
「EZbook 2」では前宣伝のメタルボディではなかっただけではなく、タッチパッドが剥がれちゃったり、「Jumper EZpad 5SE」ではキーボードが曲がっていたりと、何かしらの問題があったのですが、スペックとデザインの良さ(まぁ、オマージュですが・・・)も相まって、それもご愛敬。
しかし「EZpad 6」では隙を見せない完成度の高さで、今回の「EZbook 3」ではそれが極まった感じがします。
ぶっちゃけ、有名どころのASUSやLenovoあたりと比較しても劣らないんじゃないかな?と思います(言い過ぎ?)

今回の「EZbook 3」のスペックシートおさらい。

ディスプレイ・解像度14.1インチ / 1920×1080ピクセル
CPUApollo Lake Celeron N3350 1.1GHz Dual Core
メモリ/ストレージ4GB/64GB
OSバージョンWindows10 Home
無線LAN802.11 b/g/n
BluetoothVersion 4.0
カメラ30万画素
本体サイズ・重量33 x 22 x 2.1 cm / 1.3 kg
ポート類USB3.0x1、USB2.0x1、MiniHDMI、イヤホンジャック


最大の特徴は、CPUが中華タブレットに多く使われているAtomではなくApollo Lake世代の「Celeron N3350」になった点ですね。IntelがAtomシリーズの開発終了をアナウンスしているので、その代替措置なのかもしれません。
実はベンチを取ると「Atom Z8300」とこの「Celeron N3350」では誤差の範囲くらいしか違いがありません(セレロンと言っていますが、中身は低電力のAtomみたいなものです)

しかし、違いとして「Z8300」ではGPUが「Intel HD Graphics」、「Z8350」では「Intel HD Graphics 400」だったのに対して「N3350」では「Intel HD Graphics 500」になっている点です。
こちらは後で、実際に3Dゲーム等を動かしてみたいと思います。

そして、デザイン的な特徴は何と言っても狭ベゼルのスタイリッシュな筐体です。
最近DELL等で狭ベゼルのデザインが流行っていますが、今回の「EZbook 3」は開いた状態の佇まいが(カメラの位置も含めて)「XPS 13」に似ている気がします。
ベゼル回りも「MacBook Air」風の銀色ではなく(個人的にはこの銀の枠が「MacBook Air」実機でも不満)、黒に変更されて、スタイリッシュさに拍車をかけています。見れば見るほど本当にカッコいいですよ!
個人的には「EZbook 2」以上の満足感ですね!!


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開封レポート



低価格さがウリのためかJumperの外箱はいつも簡素です。
しかし、緩衝材によって梱包されているので、中の本体はきっちりと守られています。

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内容物は本体の他に、小型のACアダプタとクイックシートです。

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液晶とキーボード面の間にも緩衝材が挟まっていて、傷を防止しています。

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天板を開くとこんな感じ。
14インチの大きめの液晶なのに本体は12~3インチのノートPCサイズ。
普通のノートPCと比べて、液晶面が狭ベゼルだという事が一目瞭然です。
何度見てもカッコいいですねぇ~。

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液晶面は光沢ではなくアンチグレアの非光沢なので、映り込みはありません。

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ベゼルのアップ。黒い部分だけで7mm前後といった感じ。
重なった銀の天板部分も含めると1mmほどプラスですが、それでも十分短いです。

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カメラはこの位置。DELLと一緒ですね。

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奥行きが短いので結構コンパクトにまとめられたキーボードとタッチパッドです。

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向かって左側にはACアダプターの端子、USB3.0ポート、miniHDMIポートがあります。

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右側にはmicroSDスロット、イヤホンジャック、USB2.0ポートがあります。

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液晶面は結構開きます。
さすがにノートPCなので 2 in 1 タブレットより安定していますね。

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底面にはステレオスピーカーがあります。音質は可もなく不可もなく。

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起動してみる



MacBookにありがちな電源ボタン長押しで起動します。Macっぽさの名残です。
リンゴではなくいつものJumperのロゴですね。

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フルHDなので高精細でとても奇麗な液晶です。明るさを最大にするとかなり明るいですよ。
アンチグレアなので作業するには向いています。色温度は高く、ちょっと青っぽいですね。

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一つ残念なのがタブレットみたいにIPS液晶ではないので視野角が狭いこと。
しかしTN液晶にしては良い方なので、極端に横から見ない限りは問題ないでしょう。
液晶自体の品質は高いですので、正面から見ている分にはとても奇麗です。

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こちらはインジケータのアップ。

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「EZbook 2」との比較



前機種の「EZbook 2」と並べてみました。
液晶サイズは同じくらいなのに、筐体が一回り小さいです。
「MacBook Air」13インチと並べたときは「EZbook 2」の方が少し大きかったのですが、「EZbook 3」は今度こそ「MacBook Air」13インチと同等のサイズですね。

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残念ながら最薄部は「EZbook 2」に軍配が上がります。
「MacBook Air」を意識しただけあって、薄さにはこだわっています。

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全体的なまとまり感は、MacBookに似せてモノコック「風」に作られた「EZbook 2」の方があるかも・・・

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「EZbook 3」は細部の作りがちょっと甘い所もありマス。
ここいら辺の造形や液晶側のツートンがAppleというよりDELLっぽくなっています。

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並べてみると、狭ベゼルに加えて液晶側のデザインが大幅に変更されているのが分かります。
「EZbook 2」の銀枠に黒のネジの野暮ったさが気になっていたのですが、見事にスッキリ。

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奥行きが短くなったことで、タッチパッドが小型化したのに加えて、キーボード(特にカーソルキー)が小型化しています。タッチパッドがイマイチ反応の悪かった「EZbook 2」から改善されているので、使い勝手は逆に良くなった気もしますが、キーサイズと配置が少し気になります。慣れの問題か。

ちなみに初期状態だとタッチパッド用のユーティリティが入っていたのですが、クリーンインストール時に消してしまったので詳細不明・・・メーカーサイトにあるかな?

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「EZbook 3」は重量が1.3kgと1.2kgくらいだった「EZbook 2」よりわずかに増えています。
プラスチックボディなので剛性感はなく、端っこを指でつまむとギシギシたわみます。
まぁこれは大手でもプラスチックボディの場合はたまにある事なので、気にしません。
とは言え1.3kgは十分に軽い部類に入るので、利便性は高いでしょう。


Windows 10 Creators Update を適用と日本語化



「EZbook 3」に入っているWindows10はマルチランゲージ版らしく、簡単に日本語化できるのですが、どうもフォントがアジア圏のままだし、所々日本語化がされていません・・・

なので、Creators Update適用と同時に、完全日本語版にしちゃいます。
私の場合「EZbook 3」に限らず中華タブレット・ノートPCを購入したら必ずやる作業なのですが、日本語版のWindows10のインストールUSBからクリーンインストールや引き継がないアップデートをすると、完全日本語版のWindowsにできます。
言語パックを入れたりとかしないで、この方法で日本語化した方がスッキリして気持ち良いですよ。

と、その前にドライバと、専用ソフトウェアのバックアップを取ります。
私は上の方法で失敗したことはないのですが、人によってはライセンスの認証が出来ない事もあるらしいので、万全を期して下さい。

まず、ドライバのバックアップは定番の「Double Driver」でサクッと実行。

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念のためプロダクトキーも専用のソフトできちんと控えましょう。

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引き継ぐ項目は「何もしない」でクリーンな状態に。

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言語が変わる(日本語版だけになる)ので、注意が出ますが気にせずOK。

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以上でアップデートして下さい。
アップデートではなく同じバージョンでの再インストールも同様の手順で。

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無事にCreators Updateが完了しました。
ドライバ等も自動で当たったので、バックアップの出番はなし。

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一通り初期設定も終わっての空き容量はこんな感じ。
Androidの入ってないシングルOSブートなので、大分余裕がありますね。

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Creators Updateを当ててから、IME切り替えの度に画面中央に入力モードの表示が出ます。
煩いので、消しちゃいましょう。

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スタートを右クリックからコマンドプロンプトが消されたので、これも復活させます。

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これで無事、Creators Update と日本語化ができました。


「Intel HD Graphics 500」でゲームに強い!?Windowsの使用感



せっかく Creators Update を当てたので、ゲームモード(ある程度余裕のある環境じゃ、あまり意味がないって言われているけど・・・)の体験も兼ねて、Atomでは重くて動かなかったゲームを入れてみます。

最初は「Dead or Alive 5 Last Round」。
PS4にも出ているゲームですが、PC版はPS3からの移植なので軽めだと思います。
i5やi7のマシンだとタブレットでも余裕で動きましたが、Atomでは厳しかったハズ。
(設定と解像度を最低にしても、若干スローモーション)

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解像度は1366x768くらいで、設定が中くらいならある程度は奇麗なままで動作します。
でも、若干スローモーション気味。Atomで動かしたときの最低クラスにすると、普通に遊べました。
N3350のベンチの結果はAtomとほぼ同じハズなんですが、GPUの分勝っているから?それとも眉唾と言われるゲームモードの効果あり?

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次は「シヴィライゼーション6」。
色々いじってみてフルHDでもそこそこ動いたので、そのまま実行。
何もない状態だと意外とサクサク動きますね。

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こちらはベンチマークモードの画面。
かなり重いです・・・。本気で遊ぶなら解像度を下げた方が良いかもしれません。

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「Spec Ops: The Line」は解像度下げてアンチエイリアス切ればそこそこ快適。
星条旗も滑らかに動きます。

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PS3世代のゲームはHD解像度にすれば、問題なく遊べそうですね。

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こちらは重いかな?と思って実行させた「バイオハザード6」
個人的に最高傑作だと思ってる「バイオハザード7」を試したい所ですが、多分無理でしょうね・・・

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設定は中くらいでHD解像度にすれば、普通に遊べそう!と思ったら、タイミングがズレるのでQTEがツライ・・・。それ以外は問題なく遊べるけど、低設定にした方が無難かも。
にしても、QTEほんとキライ!誰得なの!?自動入力モード付けるくらいなら、最初からいらない・・・

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Windows Store にあるスマートフォンからの移植ゲームは快適そのもの。
高性能Androidタブレットより良い動作をしますよ。

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まだまだ余裕がありそうな感じ。
さすがゲームに強いWindowsですね。

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「EZbook 3」でのゲームは意外とアリなんじゃないかな?と思いました。
「Intel HD Graphics 500」のおかげなのかは不明ですが、Atomと同程度のCPUのハズなのに、結構大物ゲームがサクサク動いてしまいました。


まとめ



それにしても、このデザインと性能で2万円台というのは、破格だと思います。
相変わらずJumperのコストパフォーマンスの高さは恐ろしいです・・・

最近では国内でも5万円以下のフルHD機も増えてきましたが、メモリ2GBにストレージ32GBばかりです・・・
「EZbook 3」はその倍のメモリ4GBにストレージ64GBで半額くらいで購入できてしまいます。
(結局、国内で売っている格安PCも中華メーカーのOEM・ODMですけど・・・)

私の場合は狭ベゼルのスタイリッシュなデザインに惚れ込みましたが、薄さと軽さもなかなかです。
バッテリー駆動時間も普通に使って5時間くらいは持ちますし、液晶の奇麗さとCPU等のスペックも悪くないです。個人的に「EZbook 3」は結構多くの人にオススメできるマシンだと思いますよ。


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