「Cube iWork 10 Flagship」は中華タブレットでは数少ないデジタイザ搭載機です。さらに脱着式キーボードの 2 in 1 機構に加えてAndroidとのデュアルOSという、ガジェットマニア垂涎のほぼ全部入りタブレットです。ちなみに、今回購入したモデルはUSB 3.0の部分がUSB Type-Cに変更されたものですので、以前の「Cube iWork 10 Flagship」よりも使い勝手が良くなりました。
購入にいたるまで
今まで様々な中華タブレットを購入してきましたが、筆圧感知のデジタイザ搭載というのはなかなかありませんでした。メジャーどころのタブレットにはデジタイザ搭載機種が結構あるのですが、中華となると数えるほどしかなく、しかも高価です(この価格ならメジャー製品を買うよ・・・って感じ)
しかし「Cube iWork 10 Flagship」は低価格なのにデジタイザ搭載で、さらに脱着式キーボードで 2 in 1 タブレットとなり、オマケにAndroidとのデュアルOSという全部入りでした。
まぁ、デジタイザの性能はイマイチらしいのですが、CPUはゲームにも強いAtom Z8300にメモリ4GBとストレージ64GBと基本スペックが高く、しかも二万円を切る低価格なので魅力は感じていました。
ただ、別売りのキーボードがバッテリー内蔵でもないのに若干高く、デジタイザも入手困難という事で、なかなか手を出せないでいたのですが、$150くらいでセールをやっていたのを機に購入してみました。
[10/10 追記] ももんが様から「Chuwi Hi12」のスタイラスが使えるとの情報をいただきました!購入しましたので、到着後に筆圧関係の追加レビューを行います!
ちなみに今回購入したのは端子が USB Type-C に変更になったモデルとなります。
変更後のモデルは「Cube iWork 10 Flagship Type-C」や「Cube iWork 10 Ultimate」という名称で呼ばれているみたいです。
国内販売だとちょっと高いですね・・・
こちらは専用キーボード。
キーボードは海外通販で買っても6000円くらいなので妥当。
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開封レポート
いつもはGearBestかEverbuyingを使うのですが、今回も最安を求めて怪しいセラーからの購入。
「HiBook Pro」の時と一緒で、簀巻きにされた本体だけが送られてきました(笑)
なので、今回も箱の開封写真はありません。
ちなみにキーボードはGearBestで購入したので、潰れていますがきちんとした外箱付きです。
ドッキングキーボードから外してタブレットだけの状態です。
若干ベゼルが太く野暮ったい気もしますが、手に持って使うにはこの方が便利です。
Windowsマークは「HiBook」や「TBook」と違って、長辺を横にした場合の下部にあります。
上部に電波を通すためのプラスチック部分がありますが、筐体はアルミだと思われます。
エッジは美しく輝くダイヤモンドカットが施され、背面のブルー塗装がいい味を出しています。
一応、背面にも保護シートが貼られていました。傷つくと嫌なのでこのままにしておきます。
(使用2日目で自然剥がれてきました・・・熱のせいかな?)
ドッキングキーボードとの設定。磁石でくっつくタイプです。
磁力が強力だった「HiBook」と違って、若干弱めですが、普段使いで外れる事はなさそうです。
それにしても筐体の作りが「HiBook」と似ています・・・ポート類の位置も一緒だし。
でも、並べて細かく見ると結構違うんですよね・・・
カメラは中央にあります。ポートの配置は「HiBook」と一緒。
背面から向かって右側です。
左からmicroSDカード、USB Type-C、microUSB、マイク穴、microHDMI、イヤホンジャックになります。USBがUSB Type-CとmicroUSBの二種類あるのは便利です。ただし、充電に使用できるのはUSB Type-Cの方だけです。
背面から向かって左。こちらに並んでいるのはスピーカーかな?
これは「HiBook」と形状が違います。
上部左側に電源ボタンとボリュームキーがあります。
キーボードとドッキングさせたところ。キーボード側のまわりの素材もアルミです。
タッチパッドや周辺部分もダイヤモンドカットされていてとても綺麗です。
キーボードも「HiBook」とそっくりですが、ヒンジ部分の意匠が違います。
Windowsマークがタブレット長辺下部にある影響で、ヒンジ接合部の中央がくぼんでいます。
インジケータの位置も左右逆ですね。
ヒンジ部サイドにUSBポートがあります。これがなかなか便利です。
反対側にもUSBポートが設けてあります。
「Teclast TBook 10」や「Jumper Ezbook 2」のと比べるとタッチパッドはしっかりした作りで使いやすいです。キー部分は2 in 1 タブレットによくある5段配列ではなく、6段配列のキーボードで使いやすいです。その分キーは小さくなっていますが許容範囲です。
ちなみに「HiBook」のキーボードとほとんど同じ作りで同じ機構なのですが、こちらの方が千円以上高いです。
Androidでの使用感
ホームはAndroid標準のものです。余計なアプリなどは入っていませんでした。
設定画面も標準的。タブレットなので2列になっています。
Android 5.1の頃からは日本語も標準で入っていますので、国内での使用も問題ないでしょう。
Antutuベンチマークのスコアは57894。同一スペックの「HiBook」より若干良いのは解像度の違いかな?重めのゲームや画像処理をさせても、サクサク動きます。
高解像度なので、エクセルのシートの閲覧性も高いです。
サクサク動くので、ビジネス用途でもかなり使えます。
「HiBook」と同じゲームをインストールして遊んでみましたが、動作の感じはほぼ一緒。
Android側の容量が少ないので、大作はあまり入れられません・・・とりあえず軽めのゲームを色々と・・・
Windowsでの使用感
Windowsそのものの使用感はみなさん一緒だと思うので、ゲームなどを動かした感想を・・・
「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」はフル解像度でも遊べますが、若干重いので設定を変えましょう。
「シルバー事件」はPS1からの移植なので、何の問題もなく軽々動作します。
こちらも他の同一スペックのマシンと一緒の動作感です。
中華タブレットはほぼ横一列の性能なので、レビューに苦しみますね(笑)
まとめ
さて、このタブレットの最大の特徴が256段階の筆圧感知に対応したデジタイザ搭載だという事は先に述べました。しかし今回はスタイラスを入手していないんですよ・・・2016年10月現在、GearBestで売っているものは「CEP02」と同一名称のまがい物!?(一応純正?)ですし、唯一取り扱いのあったGeekBuyingではずっと売り切れ中です・・・
[10/10 追記] ももんが様から「Chuwi Hi12のものと互換性があります」との情報をいただいたので、そちらのスタイラスを注文いたしました!$18くらいなので、「iWork10」のものを比べてかなり安く手に入ります。ももんが様、有用な情報ありがとうございました!!届きましたら、このレビューにWindowsとAndroidの筆圧感知アプリで使った使用感を追記させていただきます。
別記事でレビューしているASUSの「T300Chi」や「T90Chi」で使えたDELLのActive Stylusを試してみたり、N-trigのものを画面に当ててみたのですが、残念ながら反応しませんでした・・・
デジタイザが使えない「Cube iWork 10 Flagship」なんて、片手落ちも良いところ。
これじゃ、同一スペックの他の中華タブレットと変わりませんね・・・ここはスタイラスを入手してからリベンジさせてもらいます。
まぁ、デザインや質感が良いので、この深い青の色味に惚れた方や、低価格でハイスペックの10インチタブレットが欲しい方にはオススメできます。
ちなみに「Cube iWork 10 Flagship (Ultimate)」は同一スペックの「HiBook」系より千円くらい安いですが、ドッキングキーボードが千円以上高いので、2 in 1 タブレットとして使いたい方は、その差し引きを考慮してお選びください。
さらにスタイラスを購入するとデジタイザ搭載で国内で格安で購入できる「BungBungame Photon 2」に手が届く価格になってしまいます・・・(Photon2はスタイラス付属です)
こちらは専用キーボード。
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この記事へのコメント
ももんが
Yuki
貴重な情報ありがとうございます!
Chuwi Hi12のものが安かったので、こちらで再注文し直しました!!
届きましたら、Androidで筆圧感知の方を試してみたいと思います。
でも、ドライバがあるのか、もしくはAndroid用に調整されているのか心配ですね・・・
Hi12の方は「Layer Paint HD」で筆圧感知が効くみたいなのですが「iWork 10」ではどうなんでしょうね・・・
おかげさまで安くスタイラスが手に入りました!ありがとうございます!