「IDEALENS K2」SDカード対応で動画が入れ放題!有機EL搭載の装着しやすい軽量スタンドアロン型VRヘッドセット 簡易レビュー

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「IDEALENS K2」は2017年に発売されたVRヘッドセットで、スマートフォンやPC・PS等の外部機器と接続不要のスタンドアロン型のモデルです。「Oculus Go」のレビュー記事を書くにあたって、比較のために引っ張り出してきました。ちなみに「IDEALENS K2」には後継機の「IDEALENS K2+」という機種もあって、こちらは解像度がアップして「Oculus Go」と同じ2560×1440ピクセルになっております。さらに2018年夏に発売予定の「IDEALENS K3」では4K解像度になると言われており、VR機器においては最高の画質を得られるマシンになりそうです。

スペックを簡単に紹介すると、CPUはExynos 7420(Galaxy S6相当)でメモリは3GB、ストレージは32GBですがmicroSDカードにて拡張可能。ディスプレイには発色の豊かな有機ELを採用し、解像度は2400x1080ピクセル、リフレッシュレートは90Hzで、視野角は120度と広めです。後継の「IDEALENS K2+」は解像度が2560×1440ピクセルにアップしていますが、リフレッシュレートが75Hzまで落ちています。
(無印でもPSVRの1920x1080より高解像度ですが、RGB配列のPSVRと違いペンタイル方式なのがちょっとネックです)

ちなみに「Oculus Go」はSnapdragon 821(820のGalaxy S7よりちょい上)にメモリ3GB、ストレージは32GBと64GBでmicroSDカードは使えません。ディスプレイは液晶ですが、解像度は2560×1440ピクセルと高解像度で、視野角は110度、リフレッシュレートは72Hzです。

CPU以外のカタログ性能は「IDEALENS K2+」の方が「Oculus Go」より上ですね。有機ELを搭載しているだけあって価格は少し高めです。








周辺機器としてモーションコントローラーや、ポジショントラッキング用の位置センサー、360度カメラ等が予定されていましたが、国内では購入できないみたいです(と言うか、モーションコントローラー以外は発売したのか?)


開封レポート



他のVR機器だと別売りやサードパーティ製になっているケースが標準で付属します。
造りもしっかりしているしクッション性も十分なので、ちょっとやそっとの衝撃にはビクともしません。

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内部には若干の余裕があって、周辺機器一式を収めることができます。

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近未来的でなかなかカッコいい外観です。
上から被るだけで装着できるのですが、本体の軽さとも相まって、装着が苦になりません。
ベルト等で固定するタイプに比べて、締め付け等の頭部への負担がほぼありません。

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左手側にはボリュームボタン。

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右手側には電源ボタンとタッチセンサーです。タップでクリック操作が可能です。

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microSDカードスロットや充電用のポートはヘッドセット内のゴーグル部分にあります。
推奨されませんが、ケーブルを繋げっぱなしで充電しながらプレイすることも一応可能ですが、かなり邪魔になります。

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メニュー周りを見てみる



PSOのロビーみたいなメニューです。
日本でも普通に売られている機器だけあって、標準で日本語に対応しております。
フォントも中華フォントではありませんよ。

メニューの操作は視線(頭の傾き)でポイントして、右側のタッチセンサーをタップして決定です。

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後ろを向くと、ホログラム調の巨大なロボットが立っています。

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ストア等の画面は、OculusやGearVRのライブラリっぽいですね。

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こちらの後方には小さいロボットが居ます。

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ローカルに入れた動画はこちらから再生します。
360度動画の再生は「Oculus Go」のギャラリーと同じような感じで手動設定です。
でも、こちらはDLNAには対応しておりませんね…。

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後方には巨大な恐竜が。

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横には騎士みたいな人も居ます。

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文字入力は「Oculus Go」共々日本語には対応しておりません。

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電源ボタン長押しで表示される項目です。
電源オフはこちらから。

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設定画面です。項目は「Oculus Go」よりも多いですね。

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PSVRにもある瞳孔間距離の設定もできるので、映像がダブったり鮮明に見えない人は自分に合わせて調整しましょう。

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OSアップデートはここから行います。

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明るさの調整。
ディスプレイが有機ELなので結構明るいです。

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隠しメニューをオンにするには右上の光点を連打。

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ADBでコマンドを入れたり、自作アプリのインストールはこちら開発者モードをオンにして行います。

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本体のキャリブレーションも可能です。

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こちらはGearVRからの移植のゲーム「Reveries Dream Flight」です。



公式ではGearVRからの移植は簡単にできると言っていますが、あまりアプリ数はありません。

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なかなか美しいグラフィックです。
スペックも高めなので、非常に滑らかに動きます。
でも、このゲームは結構酔います…

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ADB接続を行ってAPKを入れる事も出来るのですが、Google Playで公開されているアプリは無理でした。

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まとめ



スペックが高いので、遊べるアプリが揃ってくれば十分「Oculus Go」の対抗になり得るとは思うのですが、現状ではアプリの絶対数が少ないので、コンシューマ向けと言うより開発者が楽しむ機器といった感じです。PSVRよりも高解像度の有機ELディスプレイは十分に奇麗ですし(少しペンタイルの粗が目立ちますが)、何より装着の手軽さはVR機器の中では最高レベルだと思います。

当初の予定ではGoogle Playからのインストールも検討中みたいな記述もあったので期待していたのですが、今のところは無理みたいです。Google Playに対応するだけで大化けする可能性があると思うだけに、非常に残念です…。

最大の利点はmicroSDカードが使える事ですね。これによって、動画が入れ放題です。
リッピングしたBlu-ray 3Dの動画ってエンコードの設定にもよりますが、結構デカイんですよ。「Oculus Go」だと64GBだとしても10本入るかどうかです。私の購入した32GBだと、既にアプリでいっぱいなので、動画は1本も入れておりません。
その点「IDEALENS K2」ならば、microSDカード次第でいくらでも入れることが出来ますので、ローカルで動画を鑑賞したい方には持ってこいの機種だと思います。リフレッシュレートも「Oculus Go」より高いですし、有機ELならではの発色の良さもあって、VR動画専用機にするのもありかもしれません(3D映画自体数は少ないですし、リッピングも大変なので楽しめる人は限られますが…)





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