「Jumper EZPad 6」はMacBook Airをインスパイアし大人気となった「EZbook2」のJumperが発売した 2 in 1 タブレットです。CPUにAtom Z8350を搭載し4GBのメモリ・64GBのストレージと十分なスペックを兼ねそろえながらも、海外輸入なら20000円を切る高コストパフォーマンスのマシンです。
購入にいたるまで
中華タブレットやノートPCの魅力は、なんと言っても価格からは考えられないハイスペックさでしょう。初期の当たりはずれはまだありますが、最近では当たれば台湾や大手レノボなどの有名メーカー並みの安定した品質で、安心して使うことができます。当初はパクリが多かったデザインも、今では逆に国産PCよりも洗練されています。中でもJumperは筐体の作りの甘さはありますが、デザインの良いメーカーで個人的には気に入っています。
中華タブレット全体の話になりますが、国産では1280x800ピクセルが主流だった時代に、1920x1080ピクセルや1920x1200ピクセルと言った高解像度の液晶を搭載している点も魅力で、当時は国産のフルHD以上のノートPCだと10万円くらいは当たり前でした。
最近では国内の5万円以下の 2 in 1 タブレットやノートPCでもフルHDの物が増えてきましたが、2017年現在に置いてもメモリ2GBにストレージ32GBの物ばかりなのが不満です。中華タブレットやノートPCでは、既にメモリ4GBにストレージ64GBが標準になっているからです。
(結局、国内で売っているタブレットも中華メーカーのOEM・ODMなので品質は同等ですから、輸入して買った方が倍の性能の物が半額以下で購入できるのでオススメですけどね・・・)
今回紹介する「Jumper EZPad 6」はGearBestの3周年記念セールで購入したのですが、キーボード付きでも20000円を切る高コストパフォーマンスのマシンでした。今でもGearBestではたまに格安セールを行っているので、見かけたら即ゲットしても損はしないと思いますよ。
ただ、スペックは申し分ないのですが、毎度のことながらJumperは筐体がプラスチックなのが残念。
他のメーカーに比べてデザインも良いだけに、金属筐体だったらなぁ・・・と悔やまれることが多いです。まぁ、プラスチックと言ってもかなり質感の高いプラスチックなので、普通の人には金属なのかプラスチックなのかなんてどうでも良い事かもしれません・・・
こちらは私の購入したキーボード付きのモデル(GearBestの商品ページが開きます)

こちらはタブレット単体のモデル(GearBestの商品ページが開きます)

こちらはドッキングキーボードです(GearBestの商品ページが開きます)

開封レポート
キーボードセットの物を買ったので、箱が二つ並んでいます。
GearBestは他と違って、わりと梱包が丁寧なので、潰れたり切れたりって事は少ないです。
でも、船便のせいかちょっと切れてます。まぁ、中身が無事なので気にしない。
結構しっかりと梱包されていますね。
右にあるのはACアダプタです。
タブレット部分のみ。そこそこ重いです。
薄くてスタイリッシュなデザインが良いです。
液晶は11インチと、ちょっと大きめ。
ベゼルも太いけど、手のひらで掴むにはちょうど良いかな?
金属ではなくプラスチック筐体ですが、頑丈なプラスチックなので、きちんと剛性もありますね。
指でつまんでも、たわむような事はありません。
ノートPCタイプではないので、今回はロゴは光りません。
最初の頃と比べるとJumperのロゴがさりげないですね。
下部にはドッキングキーボードとの接点があります。
ガイド穴があるので、ドッキングさせやすいです。
上部には電源ボタンと音量キー。
電源部分のアップ。
この部分は黒いプラスチックなのですが、銀に黒だとカッコよく見えます。
液晶面から向かって左側にポート類が集中しています。
右からmicroHDMI、microUSB、インジケーター、イヤホンジャック、DC-IN、microSDスロットです。
スリットは排熱用ではなくスピーカーの模様。
反対側にはスピーカー用のスリットしかありません。
ACアダプタが付属します。やはり充電中にUSBが使えるのは便利ですね!
USB給電できないと書かれたサイトもありましたが、きちんとmicroUSBからも給電・充電ができました。
キーボード開封レポート
お次はキーボード部分の開封です。
なぜかこちらは箱の状態がかなり良いです(笑)
キーボードもきちんと梱包されていますね。安心。
そういえば「Jumper EZpad 5SE」のキーボードはかなり酷いつくりだったけど・・・
「Jumper EZPad 6」は全く問題なし。
いつも、何処かの作りが甘い(特にキーボード部分)Jumperにしては、今のところ完璧。
(ダメな所を期待しているのか!?笑)
接点のアップ。
ヒンジ近くの左右にはUSBポートがあります。
反対側にもUSBポート。
マウスと外部HDD等を同時につなげる時などに、この配置は何かと便利です。
裏面はちょっと安っぽいプラスチックです。
きちんとゴム足が付いていますね。
ドッキングさせてみる
ドッキングするとWindowsマークが隠れちゃいますね。
まぁ、キーボードのWindowsキーがあるから問題ないでしょう。
この一体感はなかなかのモノ。
カメラ等の突起が無いのも、フラットなデザインが強調されて良い感じです。
ドッキング後の電源部分のアップ。
キーボード中央部に指をかけるへこみが、きちんとありますね。
左右のUSBポート部分のアップ。
この微妙な曲線がカッコ良くもあり、手で持つときに掴みやすくしてくれます。
Jumperは初期の頃に比べて、細かい部分が洗練されてきましたね。
こちらはポート類の集まった反対側。
写真では金属なのかプラスチックなのか分からないと思いますよ。
それくらい梨地処理風の金属感は上手です。さらりとした手触りも素敵。
ヒンジが開くのはこのくらい。
キーボード部分のアップ。
打鍵感も悪くない(それほど良くもないですが・・・)ですね。
英語キーボードなのでキーピッチも広くて、実際に使うと打ちやすいです。
「EZBook 2」で色々と問題あったタッチパッドですが、今回は普通です。
ここも黒なのがちょっと安っぽいですが、気にならないと思います。
今回のJumperは卒が無いですね。
欠点がないのが、Jumperらしくなくて欠点とも言える!?(笑・・・誉め言葉です)
もともとデザイン・性能には文句なしのメーカーなので、満足度はかなり高いですよ。
Windowsの使用感
では、実際にWindowsとして使ってみた感じをレポート。
「Jumper EZPad 6」はシングルOSなので、Androidは入っていません。
純粋なWindowsタブレットですね。
この手の機器と一緒でスペックは横並びなので、特筆すべき点はありませが、軽いフォトレタッチくらいなら問題なくこなします。オフィス作業とかで困ることもないでしょう。
さすがに3Dバリバリのゲームとか重量級のソフトを動かすのは厳しいとは思いますが、グラフィック性能のアップを謳うCherry Trail世代なので、ちょっとしたゲームなら快適に動作します。
さすがにVitaからの移植程度なら、効果をフルにかけても動作しますね。
こちらも元はVitaのゲーム。まだまだ余裕があります。
PS3クラスのゲームだと、ちょっと重いです。
フルHDの解像度だと厳しいので、解像度を半分くらいに落とせば(元々PS3は720pくらいでレンダリングしているハズ)何とか遊べます。
こちらはPS4世代のゲームです。
解像度も効果も最低まで落とせば、何とか遊べるレベル。
まぁ、それでも動くのはさすがCherry Trail。
エミュレータによるAndroidの動作は、さすがにデュアルブートと比べると重いけど使えなくはないレベル。
まとめ
「Jumper EZPad 6」はスペックは標準的な中華タブレットですが、国内で販売されている倍くらいの値段のものよりも高性能(価格は半分だが、性能は2倍といった感じ)なのが特徴です。
GearBestのセールではタブレット部分のみで$150以下で販売されています。キーボードを合わせても$200以下と抜群のコストパフォーマンスが特徴です。
あと、使用感としては意外なことにバッテリーが結構持ちます。タブレット単体で普通に使って5時間ちょいは持ちました。自然放電も少なく、満充電後に1か月近く放置しても95%くらいありましたので、なかなか優秀です。
私の購入したキーボード付きのモデル(GearBestの商品ページが開きます)

タブレット単体のモデル(GearBestの商品ページが開きます)

ドッキングキーボードです(GearBestの商品ページが開きます)

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